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Novel Creator として創作活動しています。小説『ネット恋愛』・・・3の倍数日に連載中☆ミ・・・☆

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バッカニアの悪夢
東南アジア・ジャカルタ港を出航したセレム=リーシェスは、戦列艦・ストライクイーグル号の甲板上から波立つ海面に赤ワインを注ぎながら、あの時の悪夢を思い出していた…


それはまだセレムが軍用ジーベックから戦列艦に乗り換えたばかりの頃のカリブ海での話。

上級士官セレム指揮下の戦列艦はバッカニア艦隊4隻と熾烈な砲撃戦を繰り広げていた…

セレム
『さすが戦列艦だけあって砲撃力があるな』

副官スペリオル
『キャプテン・セレム!バッカニア艦隊が二手に分かれました!砲撃の指示を!』

セレム
『右舷方向にまわったバッカニアは後回し!左舷10時方向のバッカニアに砲撃を集中!』

戦列艦左舷側の大砲が轟音と共に火を吹くと同時に、右舷側では敵砲弾が命中して炸裂音と共に破片が舞い上がった!

副官スペリオル
『このままでは包囲されます!』

セレム
『わかってる!このまま全速前進!右舷左舷ともに砲撃を止めるな!』

副官スペリオル
『左舷10時方向の敵艦が反転しています!このままでは進路を塞がれます!』

セレム
『戦列艦に追加装甲を施したのが裏目に出たか!ちっとも前に進まない!』

副官スペリオル
『船尾に直撃弾!火災発生です!』

ついにセレム指揮下の戦列艦はバッカニア4隻に包囲され激しい十字砲火を浴びせられるに至ったのでした。

セレム
『やはり戦列艦は機動力のあった軍用ジーベックとは違うんだな』


重装甲で耐久性のある戦闘艦よりも、多少の耐久性を犠牲にしても機動力のある戦闘艦を好むセレム…。


この日の“バッカニアの悪夢”以来、セレムは戦列艦に魅力を感じなくなり、目標としていた海賊討伐を従者であるアルハンブラに託すきっかけになったのでした…。


そして現在、再び戦列艦の甲板にいるセレム。

そんなセレムがなぜまた戦列艦に乗っているのか?

その答えは、またいつか…(笑)


そんなとき副官スペリオルの大声が甲板上の全ての乗組員を船首に振り向かせた…

副官スペリオル
『台湾が見えてきたぞーっ!』


しばらくして戦列艦・ストライクイーグル号は安平に入港した…。



↓ 対バッカニア戦で苦戦を強いられていた頃のセレム。
20081104b
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