FC2ブログ
Novel Creator として創作活動しています。小説『ネット恋愛』・・・3の倍数日に連載中☆ミ・・・☆

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

揺れる白兵戦
南米大陸東岸の海…

大きな波はセレム=リーシェスが指揮する戦列艦を大きく揺らしていた。

船体を揺るしながらも、戦列艦は艦隊を発見すると獲物に襲いかかるように近づいていった…

セレム
『ラプラタの海賊船か。よし全員武器を取れっ!白兵戦だっ!』

戦列艦がラプラタ海賊の帆船に接舷すると双方の船から怒声や喚声が上がった。

ブロンズ色の甲冑にイスラムのマントをたなびかせた姿のセレムは大王の剣を腰から引き抜くと渡し板を伝い海賊船に突入した!

剣を振るい獅子奮迅の戦いを繰り広げるセレム。

戦列艦からそれを見守るセレムの副官や150人の水兵たち…

セレムは戦列艦に振り向くと叫んだ。

セレム
『オレ、ひとりかいっ!』

副官スペリオル
『キャプテン・セレムーっ!ご命令をーっ!』

セレム
『とりあえずみんなで突撃してみよう!』

こうしてやっと戦列艦の乗組員たちはラプラタの海賊船に乗り込んできたのでした…

しかし、戦列艦からの突撃の勢いはあまり強くない。

海賊船を何とか制圧するとすぐに別のラプラタ海賊船に乗り込み突撃を繰り返していく…

しかし、ラプラタの海賊たちはセレムがバカの一つ覚えみたいに突撃ばかりを繰り返しているのに気づき、堅く守りを固めてしまう…

セレムの水兵たちは堅い守りにはね除けられ怪我人が続出した。

セレム
『突撃中止!全員、手持ちの銃で射撃せよ!』

そう叫びながらセレムは左右の両手をクロスさせるように腰のガンベルトから2丁のマッチロック式ハンドガンを引き抜くと海賊たちに向けて撃ち始めた。

セレム指揮下の水兵たちも皆、マッチロック式のライフルやハンドガンで海賊に向けて銃撃を始める…

バタバタと倒れ始める海賊たち。
やがて彼らも銃撃による反撃をしてきた!

セレム
『スペリオル!船尾あたりに渡し板を数枚持っていき渡る素振りをするんだ!敵の注意がそっちに向いたらウィルは敵船に乗り込んで奴らの後ろに回り込め!』

副官ウィル
『陽動作戦か!戦術的だな』

こうしてセレムの白兵指揮のもとに敵船を制圧、やがてラプラタ海賊たちの船をすべて拿捕することができたのでした…。

↓ 怪我人を多数出しながらも白兵戦を続けていくセレム。
20130523



戦いを終えてリオデジャネイロに向かう戦列艦の甲板上では白兵戦による怪我人が溢れていた。

セレム
『やはり怪我人が多く出てしまった。波が高く揺れる船上とは言え、まだまだ僕の白兵戦指揮は優れているとは言えないな』

うつ向くセレム。

副官ウィル
『お前が動揺してどうする?指揮官の動揺は部下たちに伝わるぞ』

セレム
『あぁ、そうだな』


そう言うとセレムは赤ワインを海に注ぐのでした…。

そしてそれを見て副官スペリオルは首を傾げた。

副官スペリオル
『またやってる…』






コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

Copyright © 堕天使のハープ~FC2~. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。