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Novel Creator として創作活動しています。小説『ネット恋愛』・・・3の倍数日に連載中☆ミ・・・☆

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甦る男…。
男は夢をみていた…

男はM4A1ライフルを手に小隊の仲間たちと激しい市街戦を繰り広げていた。
男は正確に照準を合わせ連射しながら敵の歩兵小隊を駆逐、制圧していく。
すぐ後方上空からは戦闘ヘリ・ロングボウアパッチがチェーンガンによる激しい銃撃を放って小規模なビルの屋内に潜む敵兵を無力化させていた。

そんな様子を見ていた男は勝利を確信して安堵すると戦闘用のケプラーヘルメットを脱いで、右手で前髪をかきあげたのだった…

その時、突然!
暗雲と共に巨大な悪魔・グレーターデーモンがあらわれ『ティルトウェイト』の魔法を唱えた…

呪文の唱和を終えると同時に小規模な核爆発が発生してロングボウアパッチは瞬時に瓦解、空中で炎に包まれながら木っ端微塵に吹き飛び、男も炎に包まれた…

男:『うわーっ!なんだよ!この展開わっ!!』


男は目を覚ますと汗だくな自分の顔を気にすることなく周りを見渡した。

今まで横たわっていたベッドが微かに揺れている、いや、部屋全体が揺れている。

男は、そこが船室だと気づき、すぐに自分の左胸に手を当てた。

硬い。

万が一に備えて身に付けている軽量鉄板で作られたチェスト(胸当て)を指先で撫でると小さなへこみを感じた。

男:『そっか、助かったのか…』

やがて男を乗せた船がどこかの街に入港したらしく船員たちの賑やかな声が聞こえてきた。

その時、船室のドアが開き、包帯を頭に巻いた懐かしい男の笑顔があらわれた。


包帯男:『アムステルダムに着きましたよ!キャプテン・セレム!』

男は黙って、しかし微笑みながら頷くとドアを抜け壮大な青空が支配する甲板へ歩み出したのだった…。



セレムが副官・スペリオルから聞いたところによると、あの壮絶な船上での白兵戦の最中、セレムは胸を銃撃されて海へと落下、スペリオルも負傷した。

しかし、略奪され放置された戦列艦の甲板上で意識を取り戻したスペリオルは、セレムから贈られていた1枚の白い大きな羽根を空にかざしたという。

すると突然、目映い白い光が戦列艦を包み込み、気づくと堺の港のすぐ近くに停泊していたらしい。

それからスペリオルは生き残った数人の水兵と共にセレムを探したが見つからず、やむを得ずアムステルダム行きの定期船に乗り込んだ。

しかし定期船が堺を出航してまもなく、白いイルカがセレムを運んできたという。

セレム:『そんなアホなぁ!スペリオルはいつから創作家になったんだ?』

スペリオル:『そういうことなんです!』

セレム:『でもまぁ、銃弾も鉄の胸当てのおかげで防げたし、こうしてまたアムステルダムに…』

そこまで言うとセレムは声を詰まらせて黙りこんでしまった。

スペリオル:『キャプテン・セレム?』

セレム:『スペリオル。僕のせいで多くの優秀な水兵を死なせてしまった。しばらく戦いの世界から身を引こうと思う…』

スペリオル:『わかりました。そうしましょう。しかし戦いに勝敗は付き物。命を落とした水兵たちもわかってくれますよ…』


その後、セレムは副官たちを呼び集めるとアムステルダムに係留してある大型商用帆船の整備を進め始めたのでした…


セレム:『それにしてもスペリオル。僕がみたあのハチャメチャな夢は何だったんだ?時代錯誤も甚だしいだろ?何だよ、ロングボウアパッチとかグレーターデーモンって?』

スペリオル:『意外性があってよろしいかと♪』

セレム:(´▽`*)





こうしてセレムは甦ったのでした…。







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